mokomoko

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2018/09/23

くまちゃん花瓶 “ BEAR ”

日本橋三越にて、限定30匹!くまちゃん花瓶、その名もBEAR が無事に発売となりました!

BEAR 完成まで長い道のりだったなあ。

三越さんからお話をもらったのが5月。
そこから、くまちゃん花瓶を作ると決めて、パッケージもいちから作りたいと自分で提案をして制作してきました。


くまちゃん本体は、陶器専門のミヤマプランニングさんと一緒に制作しました。

粘土でくまをつくり、石膏で型をつくり、焼き上げていきます。
目とサインのシールを貼り付け、ライトグレーの釉薬をかけて、仕上げます。
どの工程も職人さんの手作業で行われました!

私は、石膏の型どりの工程をしてくれる、瀬戸物の町、愛知は瀬戸までゆき、最終的な粘土の仕上げをしてきました。

焼き物の本場の町。

くま花瓶の他にも今から製品になってゆくものが工場の至るところにあって、めちゃ興奮!
いろいろな工程を経て、製品ができあがっていくのだなあ。と今回、がっつり参加させてもらい色々と学びました。 


いやはや、普段の作品なら、始まりも完結も全て自分なので、ある意味、単純で、思いのままです。
だけど、この花瓶は、企画段階から沢山の人の手を渡って作られてくので、自分の意図や作品としてのモノという繊細な細かーい部分までをリレー戦で繋げていかないとダメで。ずっと気を張っていたなあと。

言葉で想いを伝える難しさ。

だけど、伝わって理解してもらって形になってくときの喜びは、大きかったです。
失敗ややり直しの部分もありましたので、、出来上がった時は、とにかくホッとしました。
長い道のりだったなあ。うん。


そして、当初、自分の提案がなければ、くまちゃんは桐箱行きだったのです。

私は絶対、長井くまは桐箱には入らない、違う!と分かっていたので、三越さんにパッケージを自分らで作りたいとお願いしました。

イメージは、リカちゃんやバービーの入ってる、あの箱。
あのお家みたいな箱に入ってて、お店に並んでるのが全てだ!と思い。

あの、わくわくトキメキボックスを作らないとこれは、完結しない!!
ハッピーエンドは迎えられない。と思いましたので、くまと同じくらいの熱量で箱も制作してきました。

もちろん、今回も力を借りたのが、長井作品集も一緒に制作してくれた、floating mountain デザインのキャロちゃん。
大学の時からずっと仲良し。
私の作品も、私の考える事も、分かってくれてる。
彼女のデザイン、手仕事、センスは世界一だと思ってます。

今回も快く引き受けてくれました。

私の思い描く箱は、即伝わりました。
思い描くものが最初から同じ所にある、当たり前じゃなくすごく特別な事で、そんな子が近くにいてくれる事は、幸せな事です。
あらためて思う!

箱の生産は、キャロちゃんが探してきてくれた、岩嵜紙器さん。長崎にある紙を扱う専門の企業さん。
とても素晴らしい仕事をされてます。

30個という無理なロット数にもかかわらず、今回は生産して下さりました!


岩嵜紙器さん、本当にどうもありがとうございました!


このパッケージデザインに関しては、floating mountain のブログにも書いてもらえました。良かったらこちらもぜひ見て下さい。


そうして、くまちゃんは、ステキなくまハウスに。

あとは、30本手作りで花をそえました。
いろいろな柄のある花です。


ただただ、大量に生産されてゆくものではなく、ひとつひとつ想いを込めてつくられました。

ずっとずっと、可愛がってもらえたら嬉しいです。

くまちゃん花瓶、“BEAR ”!
ぜひ、店頭で見てみてください(^^)


キャロちゃんが書いてくれた、パッケージ制作ブログ。パッケージの全貌もこちらから見られます!



まだまだ暑かった夏、こんな感じで、
粘土で作られました。
表情もそのまま陶器で表現されました。

店頭には、こんな感じでならんでいます!

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