mokomoko

mokomoko

2018/11/19

さようなら10月の桜、またね!

昨日、無事に “100年と10月の桜”が終了しました。


終わってしまったー。


最初から最後まで、幸せな展示でした。


本当にありがとうございました。


まずは、見に来てくれたみなさま、海老原商店へ来てくれて、長井作品に囲まれに来てくれて、ありがとうございました(^^)


中には飛行機で駆けつけてくれた方々、新幹線や夜光バスに乗ってめがけて来てくれたみんな!本当にありがとうございます!


金土日オープンだったのでなかなか都合がつかず、だけど!何とかして来てくれた方々、

2回、3回見に来てくれた方々、

最終日になんとも美しい涙を流してくれた姉妹の女の子達。ものすごく感動してくれた。


本当に書ききれないくらい、たくさんの人々に届いた事が、作家として幸せでした。
作品達も立派な晴れ姿をみてもらえて良かったね。


そして展覧会を全力で作り上げてくれた関係者のみなさま、長井ワールドへ凄まじき光を放ってくれた桂枝太郎師匠!


本当にありがとうございました!!!!


平成最後に、こんなに素晴らしすぎる展覧会をする事ができて、嬉しすぎて、どうしましょう。
長井作品がこんなに愛される事が、本当に自分自身にとって究極の幸せです。


そして、そして!
海老原商店で展示をさせてくれた海老原義也さん!
こんなに素晴らしい機会をプレゼントしてくださり、本当にありがとうございました!

“海老原商店は、僕にとって宝箱みたいな存在で、本当に宝がつまった1ヶ月でした。”と、嬉しいお言葉をいただきました。


海老原商店が建てられて90年。

100年もその先も、ずっとずっと続いてほしいと、思ってます(°▽°)

海老原商店フォーエバー!!!


最後に、2階の机の上に置いてあった文章を、ここにも残しておきます。





100年と10月の桜


今は昔の先 10月の桜は昔も今も100年先も

海老原商店は、今から90年も昔に建てられました。


今回、ここ海老原商店で展覧会をさせていただけることになり、この展覧会タイトルをつけさせていただきました。


私たちは、気づいたらこの世に生まれ、自分がありました。
私たちが生まれるずっと前からこの建物はありました。
建物を支える木材は今よりみずみずしかったと思いますし、想像はしずらいけれど、新築でした。
長い年月を重ね、さまざまな人の生活を重ねました。
古い建物に入ると、ただ物質的な事を感じるのではなく、長い時間や、人の想いを含めて、その場の空気や人の人生を感じます。

柱や、床や、家具まで、自然にでた味わい深い木材のツヤは、それはそれは美しいです。
暮らしと年月があって生まれた輝きのように思えます。 


私は毎年、同じ頃に桜の絵を描いています。
自分が桜の咲く4月に生まれたこともあって、桜は特別な存在です。 
生まれてきて、初めて目にしたものが桜だったかもしれない。
この世で一番好きなものかもしれない。

桜が咲きだすと、自分もひとつ歳を重ねる。
桜の絵は、樹木の年輪を確認する儀式のように、おなじみな制作となっています。


海老原商店で展示が決まり、ここを訪れました。長い長い年月を感じたので、ここに合った展覧会をしたいと思いました。

ふと、“10月にも桜が咲いたらいいのに”と、思いました。
すぐに、調べてみると、10月にも桜が咲いておりました。
なんと!人知れず、ひっそりと!

忙しく慌ただしい私たちの時代。
ふと、意識をしないと色々な忘れ物をしてしまう今日この頃。

10月の桜のように、毎年そっと柔らかく咲く。
そして緩やかに続く丁寧な暮らしでありたい。
100年先もずっとずっと。



       2018年 10月 長井朋子






名脇役を演じてくれたみんな!
“やー終わってしまったね。”
“俺たちもいい味だしてたよなあ!”
みんな、おつかれさん!!
最後にみんなで記念撮影!!!

2018/11/13

三代目 桂枝太郎師匠の落語高座!

日曜日、待ちに待った、三代目 桂枝太郎師匠による落語の高座が行われました。


もーー楽しかった!


面白かった!!!


枝太郎師匠の話術の極み!!


すごい!!


会場のお客さん、雰囲気、アクシデント全てくまなく話に混ぜ混んで笑いにする。

師匠、まじでお師匠。笑いの神様みたいだった!!!!


落語は、古典落語の“ 死神 ”を。


すさまじき、ストーリーでした。
師匠オリジナルなオチも最強でした。
なんていう世界観なんでしょう、落語の世界。


私は一気に虜になりました。


トークでは、落語の世界が面白くて何本も聴いたことから始まり。
YouTubeで聴いたもんだから、師匠に怒られちまいました笑
急いで、初の落語は、海老原商店で聴こうと思いまして!!!と。とっさに言い訳を!笑


私の視覚的に表現しているのとはまるで反対側、聞き手の脳裏に想像力を働かせて物語の絵をゆだねるということ。
自分は、落語を聴くと頭の中で、カラーな絵巻物が浮かびます。それは、映像的でもあって、時々セピアカラー。

想像で浮かぶ絵は、人それぞれで、全く違うみたい。もちろん、落語家さんによっては、浮かぶ絵も違うそう。
興味深いなあー。
漫画や、墨絵が浮かぶ人もいるそう。



イベント終了後は、師匠とみんなでお食事会へ。

なぜ、今回、古典落語の“死神”が選ばれたのか、聞いてみました。


今回、枝太郎師匠の落語を海老原商店での展示で披露してもらったのも、場所がまず落語と相性が抜群だったので。それはそれは最高に良い雰囲気でありました。

そして、枝太郎師匠の伝統芸能でありながら、斬新な表現をするのが、私のエキセントリックな作風となにか共通するものがあるんじゃないか。といったところからでした。

最初に師匠とお会いした時は、新作落語で決めていたそうです。
だけど、落語会の数日前に展示を下見に来てもらって、予定は変更になり、古典落語になったそう。

死神になったのも、人形の首だけが置かれていたり、何か、一見してファンタジーな世界観から違和感を感じたからだそう。

私は、それを聞いた時に、流石であります!と師匠にお礼を伝えました。


長井作品は、可愛らしい世界なんだけど、どこか不穏だったり、さびしい感じ。儚さ。そんな事も沢山ふくまれてます。
それは、意識はしてなくて、画面に自然に現れるものです。


人の人生は、はかなくて切ないものです。

可愛らしさも、永遠的も、いつかは幻。

時に残酷です。

それも含めて、私は見たい今を画面に閉じ込めています。

そして、笑いこそ最強だとも思ってますから、どこか笑えるものでもあってほしいのです。

いつでもラフにクスクス笑っていたい!


死こそも、笑いにしてしまった落語の世界。
すごいなあ。恐れ入りました!!!!

死神のクライマックス、師匠が高座から落っこちた瞬間に、(本当に師匠は台から落ちました)
その瞬間、私は光がみえた気がしました。



枝太郎師匠、素晴らしい落語を本当にありがとうございました!!!

また、落語とアートのコラボレーションを熱望します!

年末に師匠がトリの寄席があるみたいだから、さっそく行ってみようと思います(^^)(^^)



来週末、いよいよ展示もクライマックスです。
儚い、さみしい。けど、笑って最後まで展示を見届けたいと思います。


最終日までどうぞよろしくです(°▽°)

枝太郎師匠の高座の様子。

最後に師匠と記念撮影!
師匠がNで、私がTだそうです笑
枝太郎師匠!Nが逆さまじゃん!!笑

2018/11/09

あっというまに、展示は進む!

100年と10月の桜が始まって、あっというまに折り返し地点もすぎて、会期もあと少しだけになりました。


ドタバタでオープニングを迎え、オープンすると、まあ!!びっくり。沢山の方々が来てくております(^^)(^^)


もう建物自体が素晴らしいので、建物と展示をダブルで楽しんでもらえる事になってます。

作品をお目当てに見に来てくれる人も、海老原商店の魅力にはまってしまう人が続々にです。

先週は、俳優の片桐はいりさんが見に来てくれましたが、“何ここ!素敵すぎる、そして長井さんの作品に囲まれてなんて幸せなんだ”と、何時間も過ごしてくれました!

はいりさん、いつもありがとう(^^)


そして、イベント第一段 “海老原写真館” では、沢山の方々に参加していただきました!
急きょ、リクエストにつき登場した、伝説のかぶりもの!
作品集にも載っているはいりさんとのコラボ作品で登場した、“ぬいぐるみヘッド”と“おかっぱ張り子”!

撮影会の参加者のほとんどの方が、onして撮影に!!素晴らしかったでした!!

作品が何点も誕生した特別なイベントになりました。


ご参加いただいたみなさま、どうもありがとう!!


手元にアルバムが届くのが待ち遠しい!
(自分もひっそり撮りました笑)


そして、今日よりまた3日間のオープンです!私は今日の夕方までと、日曜日に会場に行きます!


そして、いよいよ日曜日は!!


伝説のイベント第二段!!


なんと、なんと落語です!!!


あの!桂歌丸師匠の御弟子さん、三代目桂枝太郎師匠にお越しいただきまして、高座をしていただけることになりました!!


なんと!まさか!自分の作品の中で落語が聴けるだなんて夢にも思わなかった!!


最近は、もっぱら、レディオでなく、落語を聴いております。


落語の世界、面白い。


今まであんまり意識して聴いてこなかったけど、なんというファンタジックな世界。
想像でめくるめく世界へダイブ。
落語家さんの話術のセンスと技術がものすごい!!


長井ワールドの舞台へ枝太郎師匠をお招きし、今だかつてない落語をお届けできる日が、いよいよ明後日にやって参ります。

私も、気合い入れて落語会に参加したいと思います!!!


めちゃめちゃ楽しみすぎる!!


古典落語かな?新作落語かな??落語の前のお話、まくらも楽しみすぎるなあ~!!

落語会の様子はまた、ブログでもご報告します!



それでは、引き続き100年と10月の桜展示をどうぞよろしくお願いします(°▽°)

先週行われた写真館の様子。
長井コレクターの島田さん!
サンタさんは、いましたね。

長井作品のガチファンを名乗りでてくれている、カナさんの作った“くまさん”

展示の最初頃に来てくれて、数日で制作して持って来てくれました!!

めちゃめちゃいい顔してるう!
ありがとう(°▽°)嬉しかったです(^^)