mokomoko

mokomoko

2017/02/01

ももの節句。

先週末から私の頭のアップデートが激しくバチバチに行われております。

北島三郎の、
♪与作は木をきる~へいへいほーの与作が実は人の名前だったということ。
ずーと、
♪小作は木~をきる~

かと思ってたり。
小作人間違い。

ずーと、自分と同じ血液型だと思いこんでいた音吉が実はB型だという衝撃的事実!(両親ともにAB型)
違う血液型からまた違う血液型の人間が作られるだもの、これは本当に人体不思議展!
しかしB型の男なのか音吉!うけた(笑)

そして何気なくコレクターのO石さんがSNSであげてた、日本の行事は実は旧暦に基づいて行われていたので、今の暦では誤差があるとの事!!
O石さん、何気なくつぶやいてたけど、
わたしゃその衝撃的事実に脳天ぶちぬかれましたや。
今までの苦労はなんだったんだ!や、苦労はしていない、無意識にも何か違和感を持ち続けて生きてきてしもうた。 

新春とか言って全然真冬日ど真ん中の元旦。
桃の花も咲いてない桃の節句、
端午の節句の鯉のぼりは、本来なら梅雨の水の中を泳いでゆくものだったり、七夕は今の8月、きれいな天の川がばっちり見えるそうな。
七草粥の七草も今は時期にスーパーで並ぶけど、ハウスで育てられたむりくり人工物だったのでした。
知っていてもよさそうな事だったのに知らなくて恥ずかしくなりました。
色々日本の行事を調べていくと、
ものすごく緻密な自然の観察力と繊細なコンセプトがそこにはありましたわ。
歴史を積んで色々すったもんだの後に今のルールになったと思うけれど、知らなかった。
昔の人に教わるものはやはりデカイ。
事実を知れてなんと美しい季節行事なんだと、涙でるわ、ごめんなさいって思った。
月の満ち欠けや天文学も科学とかコンピューターよりもずっと前にあってものすっごい観察力と年月の賜物だわー。
クリスマスもハロウィンも楽しいけど、
ベースを忘れちゃならねえな。
繊細な日本の伝統、立派。
きっと忘れかけてるけど同じ地に生まれたものとして無意識の向こうの向こうにばっちり日本人の意識はあって、
それを自分の作品はエネルギー源にしてるのだわ。
偶然にも今回の鹿児島でやろうとしてた展示はそんな大切な事を再認識するものとなります。
や、偶然じゃなかったかもしんない。
こりゃここで1度立ち止まるそんな時だったかも。
とにかくO石さんには次に会った時にはお礼を言わないとな。

ももの節句ってタイトルの作品も展示で出そうと思ってるんだけど、
これまた偶然にも展示が3月4日からで、設営は3日、今の雛祭り。それで5月まで展示は続くので旧暦のちょうど桃の花が満開の季節にも重なります。
なんてことでしょーう。
ミラクルピーチ!

とにかくこの展示、絶対キメてみせます。
1年前から楽しみに待っていてくれたNさん、昨夜はものすごく励みになるメールをもらい、こりゃさぼってゴロゴロしてちゃいかんなと背中を押してもらえました。
自分ができる事は微力かもしれないけど、大切なものを忘れないよう、
絵画とか何かしらの表現でやってきたいです。
がんばるっす。

”ももの節句”