mokomoko

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2021/01/19

もぎりよ今夜も有り難う

“ 天国 ”展も、フィナーレまであと、6日です!!!

早いなあ〜〜〜。

始まる前は永遠のように長い準備期間だったのに。
名残惜しいです。


展覧会に展示中の全部の作品解説はなかなか難しいですが、できる限り作品についてのエピソードを書いていきます!


本日の一品は、俳優の片桐はいりさん著書 “ もぎりよ今夜も有り難う ”の装丁をご自身より依頼されて描き下ろしたものです。



はいりさんとは、元々、Eテレの伝説道徳番組『時々迷々』がきっかけで仲良くしていただいてます。

番組のオープニングテーマで私の描いた絵の中ではいりさんが不思議なダンスを踊っているという。
1度みたら忘れない、なんともシュール映像!


番組内では、“ はいりーの落ち葉 ”という架空の絵本がでてきて、その絵本を描かせていただいたりしました。

はいりーの落ち葉の回もすごく良い物語で、架空の絵本が本当にあるんじゃないかって思えるくらい。

なんと、NHKにあの絵本はどこで買えますか??とお問い合わせがきたそうです!
分かる、私も見てみたかった!


制作されたのはもううんと昔なんだけど、最近まで再放送をされていて観ていた方も沢山いるみたい。
今回の展示でも、『時々迷々』の描き下ろしは展示していませんが、はいりさん作品が展示されてる訳で、“ 迷々 ”の絵って長井さんだったんだ!と気づいてくれる人が沢山いました!
そうなんです、私が描いていました〜。

迷々は、名作シリーズでした。
私も大ファンのひとりでした。




その後、はいりさんの舞台を観に行かせていただいたり、ドラマや映画をみても、やっぱり役者って演技ってすごいなあと釘付けでした。

そして作品集を制作した時にスペシャル企画として、はいりさんと長井作品の夢のコラボレーションをさせていただいた。と、いう経緯がありました。

写真の作品をいつかやってみたいと思っていたのがここで実現しました。


私も初めての経験で、はいりさんご本人にオファーして、それから事務所へ直談判!!
ちょうぜつビビリましたが、一生懸命お願いすると、快くOKくださりまして。
マネージャーさんもとても良い方です!

今回の展覧会でも、はいりさんご本人、マネージャーさん、スターダストプロモーションの方々にご協力いただき展示が実現しています。
有り難うございます!!



撮影のお話に戻りますが、
撮影、それはもう楽しかったです。

場所もイメージにピッタリの古民家を借りました。
スケジューリングもロケハンも何から何まで全部自分でやりました!
ちょっと映画の監督になったような気分でした〜。


photo by Shinya Kondo


今回は、作品集には掲載していない、秘蔵別カットを展示しています。

どこかの異世界からやってきたかのような、はいりさんが昔話のような座敷に。
ギャップ感やばい。でもなんかしっくりする。
表情やばい。

神ショット降臨!

photo by Shinya Kondo


こちらは、また違う作品。
今度は、半分絵で半分実写。2次元と3次元のハーフ&ハーフ。

張り子でできたカツラと、衣装は平面の絵が土台のパネルを実際にあててもらい撮影しています。

できた写真の上にまたコラージュをして1枚の作品にしています。
なので、複雑にミルフィーユみたく工程が重なっているのです。

絵の具を時間といっしょに重ねるように、工程を重ねて深みや不思議な画面を作り込みたかったです。


この写真シリーズもまたいつか第2弾がやれるといいなあ。
アイデアは無限にあるので、実現するといいです。




では、また書きます(^o^)/



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