先週の日曜日、音楽家の高橋望さんのピアノのリサイタルへ行きました。
長井作品のコレクターさんよりご招待していただきました。
楽しみに待った1ヶ月、ついにきたる。
30分開演時間を勘違いしていて、、
(いつもそう、いつも間違えるほんとに本当にダメな、、。)始まる直前にギリギリで着席。
ハイパーもうダッシュで走ったので、滝のような汗と、どくんどくんの心臓をよそに、
高橋さんのピアノは始まり、一気に、7月1日の暑い夕暮れから、超宇宙へ。
バッハの平均律クラヴィーア曲集。
“バッハ” だけ分かる。
最初は、第1番ハ長調 プレリュードとフーガ。
ハ長調とフーガは、知っている聞いたことがある!
そんなレベルな超初心者ですが、クラシックは好きで制作の時も流したりしてます。
演奏が始まり即座に鳥肌級のやばさ。
耳からもだし、生演奏なもんだから、目とか毛穴とか頭皮からも音が入って来るかんじ。四次元。
言葉以上、以前の問題はときに、来る。いきなしやってくる!
何かこれどこかで知っている!とすぐ思い出したのが、たしか、2006年作、“海辺の音楽”で描いた絵ににている!!
グランドピアノをくまが弾いている絵。
部屋の中なのに海辺になっていて、透明なレースのカーテンがふわふわしていて、貝殻が落ちていて、奇跡みたいなあの絵みたい。
あの絵、今どこにあるんだろう。、
そこから高橋さんがくまになって見えました。すごく穏やかに演奏しておられました。
あの絵は無意識に海辺だったけど、ピアノの音、海の中にいるみたいだと思いました。
1曲1曲、1本線で始まる時と、最初から何色から始まるときと、段々複雑になって、油絵みたいになったりドローイングみたいになったり。で、最後はまた素描で一色で終わる。
これをそのままにクラシック言葉に置き換えられないけど、
私にとったらピアノ、めっちゃ“絵”でした。
なんども頭の中で絵がかけました。
素晴らしき高橋さんから出てくるピアノの音たち!
自分がめざしてる、流れるような画面、光、空気感をそのまま画面にしたいという所、全体をみたときの正しい調和。
まさにあの空間にあったと思いました。
ものすごく心地のよい空間でした。
はあー。宇宙な日だったなあ。
自分でも楽譜が読めて演奏ができたらなあと大人になってから思ったりします。
音楽家って毎日毎日の練習で、音楽のアスリートみたいなんだろうな。
あんな沢山の人々の前で、ものすごい集中力と精神力と、色々なもの持ってるんだろうなあと思います。
しかも、二時間の連続の演奏。
神業でした。
また、機会があれば宇宙体験にゆきたい。
素晴らしき夏のイチぺーじ目でした。
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